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箸袋の制作

現在の仕事がどんなものか、人に説明する際、少し戸惑います。

有り難いことに、「料理人」という言葉だけでは括りきれない、多岐に渡る仕事をやらせていただいており、何をどこまで説明すればいいのか少し考えてしまうのです。

仕事内容を大きく分けると3つ。

1.出張料理人

2.料理教室講師

3.食空間にまつわるアドバイザー




1つめの、出張料理人は、その言葉のとおり。
個人宅や会社、イベント会場など、依頼を受けた場所に出向いて料理を提供します。
いわゆる「ケータリング」と呼ばれるような、カジュアルな立食のお食事を提供することもあれば、着席でフルコースをご提供することもあり、この場合はケータリングというより、ご自宅をレストランにする・・・と表現した方がイメージしやすいかもしれません。
クライアント様のご要望に合わせて、料理のスタイルは様々です。

2つめの、料理教室講師は、主にフランス料理とイタリア料理をお教えしています。

3つめの、食空間にまつわるアドバイザー。
これは、本当に様々な仕事を含んでいます。
たとえば、飲食店の料理監修。
実際にレストランに伺い、料理を試食するだけでなく、内装や備品、サービスなどについて、多面的に客観的にアドバイスをさせていただきます。
また、メニュー開発のご依頼もお引き受けしています。
以上は飲食店のお話ですが、個人宅の食器のコーディネートなどのご依頼を受けることもあります。



実は、食器のコーディネートに関しては、洋食器のみならず、和食器も手配させていただいており、今回はコーディネート業務のひとつとして制作した箸袋についてご紹介したいと思います。

Washi Chopsticks Case 箸袋 祝い箸 和紙


もともとは、自分で作ろうと思っていたわけではありません。

和食器の中でも、お正月にまつわる食器類を買い揃えている中で、祝い箸もご用意する必要がありました。

いろいろと調べたものの、なかなかクライアント様のお好みに合いそうなものが見つかりませんでした。

というのも、クライアント様は男性で、可愛らしくて女性的なデザインよりも、シンプルで洗練されたデザインを好まれる方でした。

たくさんのショップや専門業者さんが取り扱う商品を見ましたが、どうしてもご提案できるようなものが見つからず・・・。

これだけ探しても見つけられないのならば、自作した方が早いのでは・・・?

ということで、今回の制作に至ったわけです。



自分で言うのもおこがましいですが、もともと手先は器用な方で。

それに加えて、紙雑貨が大好き。和紙もしかりです。

そんなわけで、楽しみながら今回の制作に取り掛かりました。



まずは、日本橋の和紙専門店をいくつか訪ねました。

そして、数種類の和紙を手に取りながら組み合わせをイメージして・・・。

この和紙選びがとっても楽しくて。

イタリア紙のカルトナージュもそうですが、紙を選んでいるときが一番楽しいです。

上質な紙を手に取るだけでうっとりして気持ちが高まりますし、どんな作品に仕上がるだろうとわくわくするのです。

Washi Chopsticks Case 箸袋 祝い箸 和紙

次に向かったのが、浅草橋。

水引を購入するためです。

そう、今回は中に入れる割箸以外、すべて手作り。

水引も、書籍を購入して初挑戦。

こちらは、和紙と違って色の組み合わせをイメージするのが少し難しく感じました。

市販のご祝儀袋などをいろいろと参考にして、今回は女性用と男性用に、割と無難な色を選びました。

慣れてくれば、もっと意外性のある色の組み合わせもできるのかもしれません。

このあたりは、これからもセンスを磨いていかなければ・・・。

Washi Chopsticks Case 箸袋 祝い箸 和紙

デザインや配色は、クライアント様のお好みに合うように、シンプルながらも華やかさを演出できるように、慎重に決めました。

クライアント様のお好みに合うように・・・と書いてはいるものの、実は細かくヒアリングをしているわけではありません。

ひとつひとつ、丁寧にご相談しながら決めることもありますが、お忙しい方の場合はそうもいきません。

限られたお打ち合わせの時間の中で、多くのコーディネートをしなければならないこともあります。

そんなときは、これまでにお話をさせていただいたときの印象や、クライアント様ご自身が選ばれたインテリアや食器などからお好みを推察してご提案するのです。

今回も、これまでのクライアント様との関係の中で掴んできたイメージをもとに、和紙や配色を決め、制作いたしました。

Washi Chopsticks Case 箸袋 祝い箸 和紙

どうか気に入っていただけますように。

大切な節目のお食事に、小さな華を添えるお手伝いができれば嬉しく思います。
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