《カルトナージュ》日記帳

幼い頃から紙雑貨が大好きで、文房具屋さんに行くと心が踊りました。
福島で離れて暮らしていた祖母の元へ遊びに行くと、田舎の小さな文房具屋さんに連れて行ってくれて、ノートやメモ帳、シールなどを買ってくれたことを覚えています。
祖母に買ってもらった何の変哲もない文房具が、幼い頃のささやかな宝物でした。
そして今も、引き出しの中に大切にしまってあります。
その引き出しをあけて、子ども時代に胸をときめかせてきたたくさんの文房具を見るたびに、今でも何だか満たされた気持ちになるのです。
歳を重ねても文房具や紙雑貨に惹かれる気持ちは変わらず、それが大人になった今も、趣味や習慣として私の生活に根付いています。
ひとつは、学生の頃から10年以上続けている文通。
もともとは、レターセットやポストカードをたくさん買い集めてしまって、「使わないのはもったいない・・・!」と思い立ったことがきっかけでした。
そしてもうひとつは、日記を綴ること。
毎日欠かさずというわけではないのですが、何か書き留めておきたいことがあると、手帳やノートにその日の出来事を綴る・・・という習慣が、中学生くらいのころから続いています。
ここ8年ほどは、3年日記、5年日記と、何年分かの日記を同じページに書くスタイルを続けています。
日記を書いても読み返すことはほとんどないのですが、3年日記や5年日記だと、新しい日記を綴るたびに、1年前、2年前の同じ日にどんなことがあったのかを思いがけず振り返ることができて、それがとても意味のあることのように感じています。
あの日は楽しかったなぁー・・・ということだけではなく、当時どんな出来事に何を感じて、どういう志を持ったのか・・・数年経って忘れかけてしまったことも蘇らせてくれるのです。
感情も決意も風化してしまうものだけれど、日記を読むと、それが少し彩りや熱を取り戻すような気がします。
そんな日記という習慣を楽しむには、どんなノートに書くのかということも重要です。
やはり紙雑貨好きとしては、お気に入りのノートに書きたいのです。

昨年まではハードカバーのノートを使用していましたが、ちょうど5年日記を綴り終え、今年から新たな日記帳を用意する必要がありました。
サイズも使い方も少しこだわりがあり、新しい日記帳はルーズリーフとバインダーにしたいと思っていたのですが、気に入るデザインのものがなかなか見つからない・・・。
そこで、ネット上でいろんなバインダーを探し漁っていたときに、カルトナージュの教室にたどり着いたのでした。
そうしてようやく完成したバインダー。

ルーズリーフはB5サイズで、左側にフレームのあるページ、右側に無地のページというのがこだわりです。
左ページのフレームの中に日記を綴り、右ページにチケットやショップカード、写真などを貼ってスクラップしていきます。
もちろんこんなルーズリーフは売っていないので、バインダーの色に合わせてB5サイズのカラー用紙を購入し、フレームを印刷してルーズリーフ用のパンチで穴をあけて自作しました。
リンク
レイアウトの都合上、4年日記という珍しいスタイルになりましたが(笑)、自分でペーパーの柄や配色を選んで作っただけあって、とても愛着の持てるノートに仕上がりました。
これから4年間、大切に使っていきたいと思います。
1年分のルーズリーフを挟むには、あと何冊かバインダーを用意する必要がありますので、また数ヶ月後には新しいバインダーを制作する予定です。
今度はどんなデザインと配色にしようか・・・今からとても楽しみです。
この日記帳が、温かい思い出でいっぱいになりますように。
気持ちを新たに、実り多き時間を過ごしていきたいと思います。
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