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最愛の祖母へ

7月1日午後6時50分頃、祖母が永眠いたしました。

2016年の秋にガンが判明してから、一緒に暮らしてきた祖母。

「何もしなければ余命半年」と言われてから、ずいぶんと長い間、頑張って元気に過ごしてくれました。

身体は不自由になっても、食べたいものを食べて、見たいテレビを見て、そんな風にゆっくり毎日を過ごしてくれたら、ずっとずっとそのままでいてくれたら・・・。

そうはいかないと分かっていても、そう願っていました。



急に様子が変わったのは、6月に入ってから。

目が見えにくくなり、声が出にくくなり、食欲もなくなって、どんどん痩せていきました。

ついこの間まで、私が差し入れたお菓子やフルーツを美味しそうに食べてくれたのに・・・。

手も動かせなくなり、飲み込む力もなくなって、お水も飲めなくなりました。

祖母が何かを言おうとしているのに、声が出なくて何を言っているのか聞き取れなくなってきたころから、会話もできなくなり、ほとんど寝ているだけの状態になりました。

それからは、あっという間でした。

最後の方は、息をするのもまばたきをするのも辛そうで、私が知っている祖母の姿とはあまりにも違っていて、見るのが辛かったです。

それでも、ガンは痛くて辛い思いをして亡くなっていく方が多い中で、祖母は割と最後まで穏やかに過ごせた方だと思います。

ほとんど寝ている状態が一番いい、と看護師さんもおっしゃっていたそうです。



亡くなる前日の6月30日、仕事帰りの夜間にひとりでホスピスの祖母を訪ねると、顔色が悪くて、目は開きっぱなしで、意識があるのかないのかも分からない状態でした。

それでも、私が話しかけると、振り絞るように声を出してくれました。

もはや言葉ではなくうめき声だったけれど、きっと意識はある。

会話ができるのはこれが最後かもしれない。

そう思って、話しかけました。

「大好きだよ。」

「今まで大事にしてくれてありがとう。」


何度もそう伝えました。

「またくるね。」

そういうと、祖母はもう一度声を出してくれました。



翌7月1日はちょうど仕事が休みで、自宅にいると、母から祖母の容態がよくないと連絡が入りました。

急いでホスピスに向かうと、前日と同じように、顔色が悪く、目を開きっぱなしの祖母の姿。

もう話しかけても声を出すことはなく、それでも視線が合うような瞬間もありました。

意識があるのかないのかは分かりませんでしたが、手をさすり続けました。

ほどなくして弟が到着し、それからわずか10分程度で、祖母は息を引き取りました。

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つい先日、私が写真を撮ってあげたときは、まだあんなに元気そうだったのに。

この短期間であっという間に旅立ってしまうなんて。

そう思う気持ちもありますが、本当に悪い状態になってからあっという間に最期を迎えたことは、祖母にとっても私達家族にとっても、ある意味救いでもありました。

最期の数日間は本当に見るのも可哀想で、あの状態がずっと続いていたら、私の記憶に残る祖母の姿は暗く塗り替えられていたかもしれません。

でも、辛い期間が短かったおかげで、私達家族の心に棲む祖母の姿は、幸せな思い出のままでいてくれています。



容態が悪くなってから、離れて住んでいた姉も弟も会いに来てくれて、きちんとお別れをすることができました。

最期も家族で手を握りながら看取ることができて、祖母が頑張ってちゃんとお別れをさせてくれたのだと思います。

幼いころから誰よりも母や私達を大切にしてきてくれた人でした。

最期の最期まで、家族想いで、心残りのないように見送らせてくれました。

祖母への感謝は、言葉では言い表せません。

本当に本当に、幸せな孫でした。

どうか、天国で穏やかに暮らせますように。

またいつか会える日まで、見守っていてね。

ずっとずっと、そばにいてね。

大好きだよ。


ひいおばあちゃんの誕生祝い(切り抜きリサイズ)

1994年 曾祖母と祖母と私 曾祖母の誕生日会にて








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祖母

2 Comments

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今朝咲きし 山梔子の 又白きこと

貴方や、御祖母様の、とても純粋な美しさは
何ものにも代え難い素晴らしいものですね

御祖母様がもたらしてくれた素敵な時間は
催花雨となり、また貴方と貴方のご家族の心を
満たしてくれることと思います

これからも愛に満ちた大切な時をお過ごしになれること
心より願っています

古き級友より

2019/07/07 (Sun) 08:21 | EDIT | REPLY |   

Reina  

ありがとうございます

優しさ溢れるコメントをいただきありがとうございます。

以前多くの時間を一緒に過ごしたことのある方なのだと思いますが、どなたなのか心当たりがなく、驚いています。
でも、古い友人が今もこうして気にかけてくださっていることに、本当に心温められる思いです。

祖母の病気がわかってからの2年半の間、いつか別れの日がくると知りながら過ごしてきたはずなのに、いざその時を迎えると、もっとああすればよかった、こんなことをしてあげればよかったと思うことばかりです。
そんなことを考えながら過ごしてきたこの数日の中で、いただいたコメントにとても慰められました。

一日一日を悔いのないように過ごしていきたいと改めて感じています。
「古き級友」さんの毎日も満たされた日々であることを心から願っています。

2019/07/08 (Mon) 22:28 | EDIT | REPLY |   

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