《レシピ》枝豆のフムス柚子胡椒風味、クスクスのサラダ仕立て★★
新しい職場での勤務が始まり、1週間が経ちました。
覚悟していたこととはいえ、会議もメールも書類も何もかもが英語という環境に身を置くことは初めてなので、やはりかなりの多少のストレスは感じています。
今はまだ料理教室の運営をスタートするための準備の段階ですが、来週から企業の本社があるアメリカに渡航してトレーニングを受けてくることになっています。
私自身は、海外旅行などにあまり興味がなく、今回の研修のために久しぶりにパスポートを申請しました。
以前のパスポートを確認すると、なんと10年以上前に期限が切れていました(笑)
それくらい長い間、海外というものに縁がなかった私が、今の仕事に就くことになるとは想像もしていませんでした。
ありきたりな言葉ですが、人生は面白いなぁとしみじみ感じます。
転職しようと決めたことも、今の仕事に応募しようと決めたことも、決して迷いやためらいがなかったわけではありません。
それでも、小さな一歩を踏み出したことで今があります。
実は数日前に職場で飲み会があり、そこで私の採用に関わった方とお話をする機会があり、私からの応募があったときのお話を聞かせてくださいました。
長い間、ティーチングキッチンのヘッドシェフになる人材が見つからず、私からの応募があったときも、エージェントから英語スキルは日常会話程度と聞いていて、「どうする?会ってみる?」と意見を訊かれたそうです。
つまりは、書類選考の段階で、求めている英語スキルには足りないのではないか、という懸念があって、そのように意見を訊かれたそうですが、「試しに会ってみよう」と話を運んでくださったようでした。
私自身、英語スキルに全く自信はありませんでしたので、応募前の段階でエージェントには「なんとか日常会話ができる程度」というニュアンスでお伝えしていたと思います。
事実、私には留学経験もなく、英語を専攻していたわけでもないので、私の英語スキルはほぼ義務教育+気まぐれな独学に基づいたものでした。
そんな私が、実際に面接を受けて、決して流暢に受け答えできたわけではないにもかかわらず、こうしてチャンスをくださったのは、「独学でここまで話せるようになったのだから、必ず伸びしろがあるはず」と見込んでくださったことと、「一番大切なのは、英語スキルではなくて、料理で相手を楽しませることができるかどうか」だと考えたからだそうです。
今はまだ、料理教室の運営が始まってもいない段階で、本番はこれからですが、期待に応えたいと心から思っています。
だからこそ、伝えたいことを伝えられるくらいの英語スキルを、一日もはやく身につけたいと願うばかりです。
さて、今回ご紹介するのは、その採用試験の中で与えられた課題のひとつ、ヴィーガン向けのレシピ開発で提供した一品です。
このレシピを自宅で作っていた当時、前職の仕事も絶賛継続中でしたので、夜中に睡眠時間を削って仕上げたのを思い出します。
無事新しい仕事に就くことができて、当時の努力が報われたことは、本当に嬉しく思います。
私は美意識<<<<<<<<<<食欲というタイプなので、個人的にはあまりヴィーガンやベジタリアンといったものに興味はありませんでした。
とはいえ、前職でもそういったhealth & beautyに関連した仕事も携わっていましたので、飲食業界にそういう需要があることも理解しています。
でも、私には、どんなに美容と健康によくても、美味しくなければ意味がない!食事の時間は「楽しい」と思えてこそ!という謎の信念があるので、今回のメニュー開発にあたっても、美味しそうと思える見た目と、そして実際に食べたときの味わいを大切にしました。
健康志向の強い方にも、そうでない方にも、ぜひ試してみていただきたいメニューです。
手順は多めですが、工程自体は難しくないので、難易度は★2つとしました。

枝豆のフムス柚子胡椒風味、クスクスのサラダ仕立て
《材料》5人分
〔枝豆フムス〕
枝豆(さやつき) 400g
玉ねぎ(薄切り) 40g
EXVオリーブ油 大さじ2
柚子胡椒 小さじ1
塩麹 小さじ1.5
水 適量
塩 適量
〔シークワーサードレッシング〕
シークワーサー果汁 大さじ2
にんにく(すりおろし) 小さじ3/4
オリゴ糖シロップ 小さじ1.5 ※ 動物由来の食材に制限がない方は、はちみつで代用可。
白味噌 小さじ1.5
塩 小さじ1
挽きたて白こしょう
EXVオリーブ油 大さじ3
〔クスクス〕
クスクス 130g
熱湯 160g
塩 小さじ1/2
EXVオリーブ油 大さじ1
ターメリックパウダー 適量
シークワーサードレッシング 大さじ3
〔トッピング〕
アボカド 1.5個
カラフルミニトマト 12~15個 ※ なければ赤色だけでも可。
枝豆 適量
シークワーサードレッシング 大さじ3
クレイジーピー
ディル
フルール・ド・セルまたはコーシャーソルト
《下準備》
◆ ボウルにクスクスを入れ、熱湯を注ぐ。塩、EXVオリーブ油、ターメリックパウダーを加えてさっと混ぜ、ラップをしてしばらくおく(15分以上)。ターメリックパウダーの量は色味を見て調節すること(少し黄色く色づけばOK)。
◆ セルクル(大きさはお好みで)の内側に薄くEXVオリーブ油(分量外)を塗っておく。
《作り方》
〔枝豆フムス〕
① 鍋に湯を沸かし、塩を加え、枝豆を約10分ゆでる。
② 冷水に落として粗熱をとり、実を取り出す。
③ 枝豆を200g計量してハンドブレンダー用の筒状の容器に入れ(残りはトッピング用にとっておく。)、玉ねぎ、EXVオリーブ油、柚子胡椒、塩麹を加え、ハンドブレンダーで撹拌する。撹拌しづらい場合は適宜水を加え、もったりとした滑らかなペースト状にする。
④ 味を見て、塩で調味する。
〔シークワーサードレッシング〕
① 小さめのボウルにEXVオリーブ油以外の材料を入れ、よく混ぜる。
② EXVオリーブ油を糸を垂らすように少しずつ加え、絶えず泡立て器で混ぜながら乳化させる。
③ 味をみて、必要であれば塩で調味する。
〔仕上げ〕
① アボカドは皮をむいて種を除き、1.5cm程度にカットする。
② トマトは大きさに応じて縦半分または4つ割にする。
③ アボカド、トマト、残した枝豆にそれぞれシークワーサードレッシングをかけ、しばらくマリネする。
④ クスクスを混ぜてほぐし、分量のシークワーサードレッシングを回しかけ、よく和える。
⑤ 器にセルクルを置き、④のクスクスを敷き詰め、スプーンの背でしっかりと押す。
⑥ 枝豆フムスを重ねる。
⑦ アボカドとトマトを乗せ、枝豆を散らし、セルクルをそっと抜き取る。
⑧ クレイジーピーとディルを飾り、フルール・ド・セルまたはコーシャーソルトを散らす。
《解説》
◆ 枝豆はフレッシュの方が色が鮮やかで風味もよいですが、なければ冷凍でも結構です。冷凍枝豆はあらかじめ塩気がついているので、塩加減(塩麹と塩の量)は味をみて調整してください。
◆ 枝豆をゆでる際は、滑らかなペースト状にするため、柔らかくなるまで長めにゆでてください。
◆ シークワーサー果汁は、市販の瓶またはペットボトル入りのもので結構です。なければ、風味は変わりますが、レモン汁などに代えていただいても構いません。
◆ クスクスはカルディなどの輸入食材を取り扱っているお店で入手可能です。
◆ ターメリックは色づけとして加えていますので、なくても結構です。独特の風味がありますので、入れすぎには注意してください。
◆ クレイジーピーについてはこちらをご参照ください。
◆ 仕上げの塩は、フルール・ド・セルやコーシャーソルトなど、塩気がマイルドで溶けずにダイレクトに口に入っても美味しく味わえるものをおすすめします。
◆ フムスをセルクルに詰める作業を手早く行いたい場合は、絞り袋に移して作業すると楽です。
◆ 写真は一人分の盛り付けです。
◆ もしお菓子作りなどがお好きでしたら、セルクルのセットを持っていると便利です。なければ、セルクルを使わずにそのまま盛り付けても構いません。
本当は枝豆が旬の時期にご紹介したかったのですが、転職活動や仕事の引継ぎ、そして何より英語の勉強でバタバタとしており、少し遅くなってしまいました。
ただ、冷凍の枝豆でも美味しくできますので、よかったらぜひお試しください♪
覚悟していたこととはいえ、会議もメールも書類も何もかもが英語という環境に身を置くことは初めてなので、やはり
今はまだ料理教室の運営をスタートするための準備の段階ですが、来週から企業の本社があるアメリカに渡航してトレーニングを受けてくることになっています。
私自身は、海外旅行などにあまり興味がなく、今回の研修のために久しぶりにパスポートを申請しました。
以前のパスポートを確認すると、なんと10年以上前に期限が切れていました(笑)
それくらい長い間、海外というものに縁がなかった私が、今の仕事に就くことになるとは想像もしていませんでした。
ありきたりな言葉ですが、人生は面白いなぁとしみじみ感じます。
転職しようと決めたことも、今の仕事に応募しようと決めたことも、決して迷いやためらいがなかったわけではありません。
それでも、小さな一歩を踏み出したことで今があります。
実は数日前に職場で飲み会があり、そこで私の採用に関わった方とお話をする機会があり、私からの応募があったときのお話を聞かせてくださいました。
長い間、ティーチングキッチンのヘッドシェフになる人材が見つからず、私からの応募があったときも、エージェントから英語スキルは日常会話程度と聞いていて、「どうする?会ってみる?」と意見を訊かれたそうです。
つまりは、書類選考の段階で、求めている英語スキルには足りないのではないか、という懸念があって、そのように意見を訊かれたそうですが、「試しに会ってみよう」と話を運んでくださったようでした。
私自身、英語スキルに全く自信はありませんでしたので、応募前の段階でエージェントには「なんとか日常会話ができる程度」というニュアンスでお伝えしていたと思います。
事実、私には留学経験もなく、英語を専攻していたわけでもないので、私の英語スキルはほぼ義務教育+気まぐれな独学に基づいたものでした。
そんな私が、実際に面接を受けて、決して流暢に受け答えできたわけではないにもかかわらず、こうしてチャンスをくださったのは、「独学でここまで話せるようになったのだから、必ず伸びしろがあるはず」と見込んでくださったことと、「一番大切なのは、英語スキルではなくて、料理で相手を楽しませることができるかどうか」だと考えたからだそうです。
今はまだ、料理教室の運営が始まってもいない段階で、本番はこれからですが、期待に応えたいと心から思っています。
だからこそ、伝えたいことを伝えられるくらいの英語スキルを、一日もはやく身につけたいと願うばかりです。
さて、今回ご紹介するのは、その採用試験の中で与えられた課題のひとつ、ヴィーガン向けのレシピ開発で提供した一品です。
このレシピを自宅で作っていた当時、前職の仕事も絶賛継続中でしたので、夜中に睡眠時間を削って仕上げたのを思い出します。
無事新しい仕事に就くことができて、当時の努力が報われたことは、本当に嬉しく思います。
私は美意識<<<<<<<<<<食欲というタイプなので、個人的にはあまりヴィーガンやベジタリアンといったものに興味はありませんでした。
とはいえ、前職でもそういったhealth & beautyに関連した仕事も携わっていましたので、飲食業界にそういう需要があることも理解しています。
でも、私には、どんなに美容と健康によくても、美味しくなければ意味がない!食事の時間は「楽しい」と思えてこそ!という謎の信念があるので、今回のメニュー開発にあたっても、美味しそうと思える見た目と、そして実際に食べたときの味わいを大切にしました。
健康志向の強い方にも、そうでない方にも、ぜひ試してみていただきたいメニューです。
手順は多めですが、工程自体は難しくないので、難易度は★2つとしました。

枝豆のフムス柚子胡椒風味、クスクスのサラダ仕立て
《材料》5人分
〔枝豆フムス〕
枝豆(さやつき) 400g
玉ねぎ(薄切り) 40g
EXVオリーブ油 大さじ2
柚子胡椒 小さじ1
塩麹 小さじ1.5
水 適量
塩 適量
〔シークワーサードレッシング〕
シークワーサー果汁 大さじ2
にんにく(すりおろし) 小さじ3/4
オリゴ糖シロップ 小さじ1.5 ※ 動物由来の食材に制限がない方は、はちみつで代用可。
白味噌 小さじ1.5
塩 小さじ1
挽きたて白こしょう
EXVオリーブ油 大さじ3
〔クスクス〕
クスクス 130g
熱湯 160g
塩 小さじ1/2
EXVオリーブ油 大さじ1
ターメリックパウダー 適量
シークワーサードレッシング 大さじ3
〔トッピング〕
アボカド 1.5個
カラフルミニトマト 12~15個 ※ なければ赤色だけでも可。
枝豆 適量
シークワーサードレッシング 大さじ3
クレイジーピー
ディル
フルール・ド・セルまたはコーシャーソルト
《下準備》
◆ ボウルにクスクスを入れ、熱湯を注ぐ。塩、EXVオリーブ油、ターメリックパウダーを加えてさっと混ぜ、ラップをしてしばらくおく(15分以上)。ターメリックパウダーの量は色味を見て調節すること(少し黄色く色づけばOK)。
◆ セルクル(大きさはお好みで)の内側に薄くEXVオリーブ油(分量外)を塗っておく。
《作り方》
〔枝豆フムス〕
① 鍋に湯を沸かし、塩を加え、枝豆を約10分ゆでる。
② 冷水に落として粗熱をとり、実を取り出す。
③ 枝豆を200g計量してハンドブレンダー用の筒状の容器に入れ(残りはトッピング用にとっておく。)、玉ねぎ、EXVオリーブ油、柚子胡椒、塩麹を加え、ハンドブレンダーで撹拌する。撹拌しづらい場合は適宜水を加え、もったりとした滑らかなペースト状にする。
④ 味を見て、塩で調味する。
〔シークワーサードレッシング〕
① 小さめのボウルにEXVオリーブ油以外の材料を入れ、よく混ぜる。
② EXVオリーブ油を糸を垂らすように少しずつ加え、絶えず泡立て器で混ぜながら乳化させる。
③ 味をみて、必要であれば塩で調味する。
〔仕上げ〕
① アボカドは皮をむいて種を除き、1.5cm程度にカットする。
② トマトは大きさに応じて縦半分または4つ割にする。
③ アボカド、トマト、残した枝豆にそれぞれシークワーサードレッシングをかけ、しばらくマリネする。
④ クスクスを混ぜてほぐし、分量のシークワーサードレッシングを回しかけ、よく和える。
⑤ 器にセルクルを置き、④のクスクスを敷き詰め、スプーンの背でしっかりと押す。
⑥ 枝豆フムスを重ねる。
⑦ アボカドとトマトを乗せ、枝豆を散らし、セルクルをそっと抜き取る。
⑧ クレイジーピーとディルを飾り、フルール・ド・セルまたはコーシャーソルトを散らす。
《解説》
◆ 枝豆はフレッシュの方が色が鮮やかで風味もよいですが、なければ冷凍でも結構です。冷凍枝豆はあらかじめ塩気がついているので、塩加減(塩麹と塩の量)は味をみて調整してください。
◆ 枝豆をゆでる際は、滑らかなペースト状にするため、柔らかくなるまで長めにゆでてください。
◆ シークワーサー果汁は、市販の瓶またはペットボトル入りのもので結構です。なければ、風味は変わりますが、レモン汁などに代えていただいても構いません。
リンク
◆ クスクスはカルディなどの輸入食材を取り扱っているお店で入手可能です。
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◆ ターメリックは色づけとして加えていますので、なくても結構です。独特の風味がありますので、入れすぎには注意してください。
◆ クレイジーピーについてはこちらをご参照ください。
◆ 仕上げの塩は、フルール・ド・セルやコーシャーソルトなど、塩気がマイルドで溶けずにダイレクトに口に入っても美味しく味わえるものをおすすめします。
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◆ フムスをセルクルに詰める作業を手早く行いたい場合は、絞り袋に移して作業すると楽です。
◆ 写真は一人分の盛り付けです。
◆ もしお菓子作りなどがお好きでしたら、セルクルのセットを持っていると便利です。なければ、セルクルを使わずにそのまま盛り付けても構いません。
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本当は枝豆が旬の時期にご紹介したかったのですが、転職活動や仕事の引継ぎ、そして何より英語の勉強でバタバタとしており、少し遅くなってしまいました。
ただ、冷凍の枝豆でも美味しくできますので、よかったらぜひお試しください♪
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