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小さな冒険 @San Francisco Bay Area

先週、無事海外での研修を終えて戻ってきました。

研修を行ったのはベイエリア。

普段、海外旅行によく行かれている方には何てことのない手続きでも、10年以上海外旅行をしていない私にとってはすべてがドキドキハラハラ



私の初めての海外旅行は小学校5年生のときでした。

同年代では比較的早めのデビューだったと思います。

父がIBMに勤めており、海外へ単身赴任していた関係で、姉と二人で父のところへ遊びに行ったのでした。

その時点で飛行機の搭乗経験もなく、母と祖母と弟に(・・・だったのか記憶が定かではありませんが)成田空港まで見送ってもらい、そこで空港の職員の方に引き渡され、姉と二人で初めての飛行機で初めての海外へ。

振り返るとなかなかスリリングな体験のようにも思いますが、空港の方や客室乗務員さんがしっかり付き添ってくださっていたので、不安な気持ちは全然ありませんでした。

むしろ、空港の中を電動カートに乗せられて移動したりと、特別な体験をさせていただいてワクワクしたのを覚えています。

現地に着いてからは、父が何でも手配してくれたので、ただただ楽しい時間を過ごしたのでした。

中学生時代にも一度、父の元へ海外旅行で訪れましたが、今度は母と弟が一緒だったので、現地に着くまでは母が、現地では父が何でも手配してくれて、やはりひたすら楽しむだけ。

その後、修学旅行でサイパンに行ったことはありましたが、このときも学校の先生が引率でついていたので、何かを自分で手続きするということがまったくありませんでした。

私の海外経験といえば、この3回だけ。

特に海外への憧れもなく、旅先では「食事」と「衛生」が命だと思っている私には、国内旅行が最高

ということで、サイパンから戻ってパスポートが切れてからは、10年以上海外に渡航したことがなかったのです。

つまりは、自分で手続きをして海外に行ったことは一度もなく、海外で一人で過ごした経験もまったくありませんでした。

よくこんな状態で英語の仕事に就けたもんだと自分でも感心します・・・笑



しかしながら、今回研修で初めて単身で海外へ行くことになり、まずはパスポートを申請。

台風でリスケとなってバタバタしたものの、フライトとホテルも何とか確保。

ESTAについては、海外経験が豊富な姉から事前にそういうものがあると聞いていたので、ちゃんと準備しておくことができました。

言われていなければ存在自体知らなかったと思います

そのほか、用意したのは、会社から支給されたイモトのWi-Fiと、自分で購入した変圧器。

変圧器については、PC、スマホ、カメラの充電はそのまま使って問題ないと承知していたのですが、毎朝前髪セットに使用しているストレートアイロンが「電源100V」と書かれており、使えるか分からなかったので、念のため購入して持って行きました。

しかしながら、結果的には変圧器は必要ありませんでした。

ストレートアイロンはプラグにそのまま差し込んで使うことができました。(なぜ・・・?誰か分かる方教えてください



ちなみに私は、小学校5年生の林間学校のときからずっと、旅の用意は前日の夜中から当日の朝にかけてやるタイプです。

家族からはなんでもっと早く用意しておかないのかと心配されます。

同僚からも、出発の数日前に「もうパッキングは終わった?」などと聞かれましたが、「いやいや、まだ数日あるのに手を着けるわけないですよ・・・」と内心思っていました。

早めに準備したところで、どうしたって最後には日々使っているもの(日用品、化粧品等)を詰め込むことになるのだから、直前に身支度に使ったものを片っ端からスーツケースに入れていった方が効率よくないですか?(笑)

私は、出発直前の夜のスキンケアに使ったものをそのまま詰め込み、朝の化粧に使ったものをそのまま詰め込み・・・という感じで、普段使っているものをそのまま入れていきます。

忘れ物もないですし、かなりスムーズに荷造りができ、個人的にはとっても効率的だと思っているのですが、単に荷造りが億劫なだけだということは否定しません

そんなこんなで、無事に準備も整い、いざ成田空港へ。



国内線の場合、飲み物容器は検査すれば持ち込み可能だったので、そのつもりで飲み物をリュックに入れて持参したら、空港で国際線の場合は飲み物の持ち込み禁止ということを知り、泣く泣く廃棄。

それ以外は、特に戸惑うことはありませんでした。

スムーズに飛行機に搭乗して、さぁしばらくはゆっくりできる・・・と思ったところで、客室乗務員さんから税関申告書を渡され・・・。

え・・・ナンデスカコレ(・Д・)

まだ搭乗手続き中の時間だったので、慌ててスマホで書き方を調べる私。

まぁ大したことはなかったので、一安心。

その後はひたすら動画を見たり、寝たりして、快適に過ごしました。

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無事現地に到着。

入国審査は全然難しいことはなかったので、次のハードルはホテルに辿り着くことでした。

同僚からuberが便利だと聞いていたので、事前にアプリを入れて登録は済ませてありました。

そのおかげで車を呼ぶこと自体は難なくできたのですが、乗車であたふた。

アプリ上、乗車位置は表示されていましたが、何しろ初めての空港で、何がどこやら。

空港前は道路自体も大きく、たくさんの人や車が停まっていたので、自分は一体どこで乗車したらいいんだ・・・?と焦る。

ドライバーさんから「着いたよー。どこにいるのー?」と電話がくるも、自分がどこにいるのかもよく分からない・・・

戸惑ってうろうろしていたら、周りにいたタクシードライバーさんが「あっちじゃない?」と誘導してくれました。

そのまま電話口のドライバーさんと「ブルーのスーツケースを持っていて・・・」などと話をしながら歩いていたら、なんとか無事に合流することができました

それからは、ホテルのチェックインまでスムーズに終わり、部屋に入ってひとまずホッとしました。

その後はホテルの近くのスーパーに行き、飲み物と軽い食事を購入。

スーパーでまず目に入ったのは、燦然たるリンゴが並ぶ圧巻のフルーツゾーン。

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アーティチョークやフェンネルも激安!!!

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魚介もいっぱい

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ただのスーパーにがっつりデコレーションケーキが並んでいるところはさすがアメリカ。

ハロウィンが近かったこともあり、賑やかなデザートコーナー。

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なんて楽しいんだー!!!

飛行機を降りてから初めて「アメリカに来た!」と強く実感したのがスーパー探索でした。

その後はホテルに戻って、同僚とビデオ会議をし、翌日に備えて早めに就寝。



翌朝、uberでオフィスに向かいました。

ロビーで待っていると、これまで何度もビデオ会議でお会いしてきた上司が迎えにきてくれました。

台風によるリスケなどもあって、やっと初めて直接会うことが叶い、ハグで挨拶してくれました。

その後、現地のシェフたちとも合流して、約一週間に渡り、どのようにティーチングキッチンを運営しているのかを見せていただきました。



渡米にあたり、一番気がかりだったのは、ちゃんと会話ができるのかどうかということ。

私の英会話能力は、ほぼほぼ中学生までに培われたものに毛が生えた程度です。

母が英会話教室の先生だったこともあり、子供時代は、比較的英語に触れる機会が多い環境で育ちました。

そのおかげか、発音に苦労したことはありませんでした。

でも、文法や語彙力に関しては、学校で学んだ以外に特別な努力もせずここまでやってきてしまいました。

ネイティブ・イングリッシュ・スピーカーの方との会話経験といえば、中学生時代に母が呼んだショートホームステイのESLインストラクターの方と、中学生英語スピーチコンテストで指導してくれた学校のESLインストラクターの方と、今回の転職にあたり9月から通い始めたマンツーマン英会話教室のインストラクターの方くらい。

いずれも職業としてESLインストラクターをされている方たちだったので、最大限丁寧に会話してくれたおかげで、まあまあ会話は成立していたのですが、本当に一般のネイティブ・スピーカーの方と接する機会はなかったのです。

そんなわけで、ものすご~く不安だったのですが、実際に一人で放り出されて学んだのは・・・

みなさんとってもフレンドリーで親切なので、こちらが何を言いたいか理解しようと最大限努力してくれるということ。

幸い発音だけは得意だったので、そこに関しては伝わらないということはまずなかったのですが、乏しすぎる語彙力でどれだけ言いたいことが伝えられるかという意味では、もどかしさを覚えることが多々ありました。

それでも、こちらのつたない英語をなんとか理解しようとしてくれて、実際、聞きたいことはすべて汲み取って答えてくれました。

逆にヒアリングに関しては、言葉を聞き取ることもそこまで苦手ではないようで、音は割とはっきり聞き取れる・・・が、ここでも語彙力の壁(笑)

単語は聞き取れても、意味が分からない・・・!ということがいっぱい。

やはり語彙力を鍛えなくては・・・と自分の課題を改めて確認できたこともいい経験でした。

そして何より、つたない英語でも会話はできるんだ、と体験できたことで、英語が少し身近に感じられました。



研修の最終日、私自身がティーチングシェフとして、和食のレッスンを行いました。

簡単なものを2品、というリクエストだったので、揚げ出し豆腐と、以前このブログでご紹介した春菊ときのこのおひたしを簡単にしたものをご紹介しました。

現地ではもともと和食を含めたアジア料理が人気だそうで、みりんなどの調味料も全員が知っていました。

健康志向が強く、和食への関心も高かったので、みなさん熱心に参加してくださいました。

終わってから、ずっと研修を支えてくれた上司や現地のシェフの方から「とても勉強になった!素晴らしかった!」と喜んでいただき、「あなたの英語は完璧だったわよ!」と言っていただきました。

私自身、完璧な英語でなかったことははっきりと自覚していますが、彼女たちが「完璧だった」と言ってくれたのは、おそらく「伝えたいことがきちんと伝えられていた」という意味でだと思います。

文法が合っているか、最適な単語を使えているか、ということに囚われず、あくまでもコミュニケーションのツールとして英語を使い、「伝わればいい」というスタンスを受け入れられれば、すごく気持ちが楽になるんだな、と学びました。

これは、これから英語と付き合っていく中で、すごく大切なことのような気もします。

最後は、ずっとよくしてくれた上司やシェフたちに感謝の気持ちを伝え、別れを惜しみながらオフィスをあとにしました。



研修が終わった次の日、1日だけオフがありました。

もともとはすぐ帰国する予定だったのですが、台風の影響でリスケになり、フライトを手配し直した際、研修終了翌日のフライトが満席でとれず、滞在を1日延ばすことになったためです。

渡米前は、一人で出かけるなんてそんな大それたことはできないから、ホテルでのんびりしながら近くをお散歩する程度でいいかなー・・・なんて思っていたのですが、一週間の研修期間を経て、少しだけ英語が身近に感じられるようになり、上司やシェフたちがおすすめの行き先を教えてくれたこともあり、勇気を出して出かけてみることに。

まずは、ホテルから30分くらい歩いて駅へ。

到着すると、駅というかただの線路とホーム。

どこで切符を買うの・・・?このまま乗って車内で買うの・・・?と困惑し、近くにいた方に声をかけました。

「あっちで買えるよ」と券売機の場所を教えてもらい、無事切符を入手。

ホームに着いた電車は2階建て。

へー・・・こんな風になってるんだー・・・日本の電車とまた違うんだなー・・・なんて考え始めると、なんだか小さな冒険が始まったようで、ワクワクしてくるのでした。

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ゆっくり1時間半くらいかけて辿り着いたのは、サンフランシスコ駅。

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野球スタジアムを横目に、湾岸沿いを30分くらい歩いて到着したのがFerry Buildingです。

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現地で土曜日だったこともあり、市場が開かれていてとても賑わっていました。

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彩り美しい野菜が並ぶ様は、料理人として胸が高鳴ります。

ひと月ぐらい滞在して現地の食材でいろいろ料理できたらいいのに・・・!

そんな妄想を抱きながら、建物内へ。

中には小さなお店がたくさん入っています。

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いろいろ歩いて眺めながら、お腹が空いたところでBoulettes Larderに入店。

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サービスをしているおばあちゃまがとても可愛くて和みます。

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シーフードサラダ。
海老、小ヤリイカ、ピンクグレープフルーツ、グリーンオリーブなどがヴィネグレットでマリネされ、サラダ春菊のような野菜がたっぷりと乗っていました。
下にはマヨネーズとディジョンマスタードを混ぜたようなソースが敷かれています。
魚介をたっぷり味わえる贅沢で美味しい一皿だったので、帰国したら自分でも作ってみようとメモメモ

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メインはパスタ。

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デザートはカンノーリ。

食事を味わいながら、「あれ、クレジットカードでチップを払うときはどうするんだ・・・?」と疑問が生じ、急いでスマホで調べる。

ふむふむ。まずレシートをもらったらカードを渡して、そのあとに別のレシートがきたらそこにチップ代を書き込めばいいのね、なるほど。

スマホって本当に便利ですよねぇ・・・。一人海外デビューがこの時代でよかった(笑)

今さらですが、90年代に海外へ単身赴任した父はすごいなと思いました。

食事のあとは、建物内の書店で、ペンフレンドさんに送るポストカードを購入。

せっかくなので、すべてFerry Buildingの絵を選びました。

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郵便局で切手を買ってポストカードを出し、港沿いをお散歩。

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雑貨屋さんをのぞいたりしてぶらぶらしながら丸一日自由な時間を過ごし、ホテルに戻ったのでした。

電車に乗ったり、レストランに入ったり、郵便局でポストカードを出したり・・・。

どれも日本では当たり前にやっている些細なことばかり。

それでも、異国でひとりで過ごすとなると戸惑うことの連続で、「はじめてのおつかい」そのものでした。

慣れたというにはほど遠いたった一週間の滞在でしたが、とても貴重な体験となりました。



帰国の日、ちょうど成田に着く頃には夕焼けが迎えてくれました。

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帰国後は、ティーチングキッチンの発足に向けて仕事が山積み。

かなり慌ただしく過ごしていますが、この3連休は、仕事を忘れてゆっくりしています。

当面は新しい体験の連続で、まだまだ不安も大きいですが、「そんな頃もあったなー・・・」なんて懐かしみながらどーんと構えられる日がくるまで、しばらくがんばります。



みなさんも、楽しい3連休をお過ごしください
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