《レシピ》きのことセミドライトマトのケークサレ★★
先日、レシピブログさんからいただいたネクストフーディスト就任祝いのモニタープレゼントの中に、面白い商品がありました。
うれし野ラボのフレーバーオイルシリーズです。
今回は、その中の「4種のきのこ」フレーバーのオイルを使用して、ケークサレをつくってみました。
パウンドケーキと違って、ケークサレは泡立てる工程がなく、基本的には混ぜるだけなので、とっても簡単です。
うまくつくるコツは、「フィリングの水分を飛ばしておくこと」と、「小麦粉を加えてから混ぜすぎないこと」の2つ。
野菜やきのこなどは、加熱されると水分が出てきます。
そのため、生の状態で生地にたくさん加えてしまうと、ケークサレを焼いている間に水分が出てきて、生地がべちゃっとしてしまいます。
ですから、あらかじめ焼いたり炒めたりして水分を飛ばしたものを生地に加えます。
また、ケークサレはパウンドケーキのようにクリーム状のバターは使用せず、水分量の多い配合です。
通常、クリーム状のバターはグルテンの繋がりを弱め、逆に水分はグルテンの形成を促します。
つまり、ケークサレは、グルテンが形成されやすい配合の生地ということになります。
そのため、小麦粉を加えてから混ぜすぎないことが、軽い食感のケークサレをつくるためには大切なことなのです。
レシピの難易度は★2つ

きのことセミドライトマトのケークサレ
《材料》18cmのパウンド型1台分
〔ケークサレ生地〕
卵 M2個
塩 ひとつまみ
牛乳 60g
うれし野ラボ フレーバーオイル 4種のきのこ 50g
シュレッドチーズ(細切りタイプ) 40g
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1
〔フィリング〕
パンチェッタまたはベーコン 45g
お好みのきのこ(マッシュルーム、しめじ、舞茸、エリンギなど) 200g
にんにく 1/2片
バター 15g
塩 ひとつまみ
黒こしょう 適量
ローズマリー 1本
タイム 2~3本
セミドライトマト(オイル漬け) 40g
小ねぎ 3本
《下準備》
◆ 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるう。
◆ パンチェッタ(またはベーコン)は拍子木切りにする。
◆ きのこは食べやすい大きさにする。(マッシュルームは半割、しめじ・舞茸は小房に割く、エリンギは一口大に切る等)
◆ にんにくはみじん切りにする。
◆ ローズマリーとタイムは葉を摘み取って軸を取り除き、みじん切りにする。
◆ 小ねぎは小口切りにする。
◆ セミドライトマトはペーパータオルの上にとり、余分なオイルを切る。
◆ パウンド型にオーブンペーパーを敷く。
◆ オーブンを180℃に予熱する。
《作り方》
① フィリングを用意する。フライパンににんにくとバターを入れて中火にかけ、バターが溶けたら、パンチェッタを加えて軽く炒める。火を少し強め、きのこと塩ひとつまみを加えて、少ししんなりするまで炒める。黒こしょう、ローズマリー、タイムを加えて炒め合わせ、火からおろしてペーパータオルの上に取り出し、広げて冷ます。
② ケークサレ生地をつくる。ボウルに卵をほぐし、塩、牛乳、オイルを加えて泡立て器で混ぜる。さらにシュレッドチーズを加えて混ぜる。
③ ①と小ねぎをボウルに加え、ゴムべらで混ぜる。
④ 薄力粉とベーキングパウダーをボウルに加え、粉気がなくなるまでゴムべらでさっくり混ぜる。(混ぜすぎないこと。)
⑤ ④の生地の半量を型に流し入れ、セミドライトマトをまんべんなく散らし、残りの生地を流し入れる。
⑥ 180℃のオーブンで40~50分焼く。竹串を刺して何もついて来なければ焼き上がり。
《解説》
◆ うれし野ラボ フレーバーオイル 4種のきのこは、それ自体でも味見をしてみましたが、きのこの香りが強く感じられるというよりは、旨味を抽出したようなテイストでした。同じ分量でオリーブ油などで代用していただいても大丈夫です。
◆ ケークサレの生地を作る際は、粉チーズを使ったり、シュレッドチーズを細かく刻んで混ぜるようなレシピもありますが、細切りタイプのシュレッドチーズであれば、そのまま生地に加えていただいて問題ありません。私は地元のスーパーで購入できる100%モッツァレラタイプの細切りシュレッドチーズを使用しています。
◆ パンチェッタはイタリア食材のひとつで、豚バラ肉の塩漬けです。イタリア産ハムの品揃えがいいお店であれば、取り扱いがあるかと思います。 KALDIなどの輸入食材店でもよく見かけますが、入手が難しい場合は、厚切りベーコンで代用してください。
◆ セミドライトマトを手づくりする場合は、こちらのレシピを参考にしてください。また、市販のものを使用する場合は、イタリア食材の品揃えがいいお店や、 KALDIなどの輸入食材店で取り扱いがあります。今回、撮影用にトッピングとしていくつか最後に生地の上に乗せましたが、もともと水分を飛ばしてある状態のトマトなので、焦げやすいです。そのため、基本的にはすべて生地の中に入れてしまうことをおすすめします。
◆ にんにくのみじん切りはもちろん包丁を使っていただいてもいいのですが、ガーリックプレス(ガーリッククラッシャー)があるととても便利です。にんにくをみじん切りにすると、まな板や手にかなり匂いがつきますよね。でも、ガーリックプレスがあるとまな板や手に匂いがつかず、作業もとても楽になります。私が使用しているのはRosleのガーリックプレスで、網目の部分が可動式なので、掃除がとても楽でおすすめです。グリップの太さもちょうど良く、握りやすいです。お値段が張るのが少々難点ではありますが、このタイプのプレスの中では一番使いやすいと思います(ちなみに新型モデルも出ていますが、旧型モデルの方が洗いやすいのでおすすめです。下記商品リンクは旧型のものです)。また、機能性より手入れのしやすさ(洗いやすさ)や収納性を重視するのであれば、シンプルなつくりのものがよいかと思います。
◆ 作り方①で、最後にペーパータオルの上に取り出すのは、冷ましている間にもきのこから水分が出てくるためです。ここでしっかり水分を取り除いてから生地に加えることで、食感のよいケークサレになります。
◆ 焼成後、粗熱がとれたくらいが食べ頃ですが、翌日以降まで保存する場合は、冷蔵庫に保存し、食べる前に温め直してください。

朝食、昼食、お弁当などにも便利なお惣菜ケーキです。
ぜひお試しください

うれし野ラボのフレーバーオイルシリーズです。
今回は、その中の「4種のきのこ」フレーバーのオイルを使用して、ケークサレをつくってみました。
パウンドケーキと違って、ケークサレは泡立てる工程がなく、基本的には混ぜるだけなので、とっても簡単です。
うまくつくるコツは、「フィリングの水分を飛ばしておくこと」と、「小麦粉を加えてから混ぜすぎないこと」の2つ。
野菜やきのこなどは、加熱されると水分が出てきます。
そのため、生の状態で生地にたくさん加えてしまうと、ケークサレを焼いている間に水分が出てきて、生地がべちゃっとしてしまいます。
ですから、あらかじめ焼いたり炒めたりして水分を飛ばしたものを生地に加えます。
また、ケークサレはパウンドケーキのようにクリーム状のバターは使用せず、水分量の多い配合です。
通常、クリーム状のバターはグルテンの繋がりを弱め、逆に水分はグルテンの形成を促します。
つまり、ケークサレは、グルテンが形成されやすい配合の生地ということになります。
そのため、小麦粉を加えてから混ぜすぎないことが、軽い食感のケークサレをつくるためには大切なことなのです。
レシピの難易度は★2つ


きのことセミドライトマトのケークサレ
《材料》18cmのパウンド型1台分
〔ケークサレ生地〕
卵 M2個
塩 ひとつまみ
牛乳 60g
うれし野ラボ フレーバーオイル 4種のきのこ 50g
シュレッドチーズ(細切りタイプ) 40g
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1
〔フィリング〕
パンチェッタまたはベーコン 45g
お好みのきのこ(マッシュルーム、しめじ、舞茸、エリンギなど) 200g
にんにく 1/2片
バター 15g
塩 ひとつまみ
黒こしょう 適量
ローズマリー 1本
タイム 2~3本
セミドライトマト(オイル漬け) 40g
小ねぎ 3本
《下準備》
◆ 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるう。
◆ パンチェッタ(またはベーコン)は拍子木切りにする。
◆ きのこは食べやすい大きさにする。(マッシュルームは半割、しめじ・舞茸は小房に割く、エリンギは一口大に切る等)
◆ にんにくはみじん切りにする。
◆ ローズマリーとタイムは葉を摘み取って軸を取り除き、みじん切りにする。
◆ 小ねぎは小口切りにする。
◆ セミドライトマトはペーパータオルの上にとり、余分なオイルを切る。
◆ パウンド型にオーブンペーパーを敷く。
◆ オーブンを180℃に予熱する。
《作り方》
① フィリングを用意する。フライパンににんにくとバターを入れて中火にかけ、バターが溶けたら、パンチェッタを加えて軽く炒める。火を少し強め、きのこと塩ひとつまみを加えて、少ししんなりするまで炒める。黒こしょう、ローズマリー、タイムを加えて炒め合わせ、火からおろしてペーパータオルの上に取り出し、広げて冷ます。
② ケークサレ生地をつくる。ボウルに卵をほぐし、塩、牛乳、オイルを加えて泡立て器で混ぜる。さらにシュレッドチーズを加えて混ぜる。
③ ①と小ねぎをボウルに加え、ゴムべらで混ぜる。
④ 薄力粉とベーキングパウダーをボウルに加え、粉気がなくなるまでゴムべらでさっくり混ぜる。(混ぜすぎないこと。)
⑤ ④の生地の半量を型に流し入れ、セミドライトマトをまんべんなく散らし、残りの生地を流し入れる。
⑥ 180℃のオーブンで40~50分焼く。竹串を刺して何もついて来なければ焼き上がり。
《解説》
◆ うれし野ラボ フレーバーオイル 4種のきのこは、それ自体でも味見をしてみましたが、きのこの香りが強く感じられるというよりは、旨味を抽出したようなテイストでした。同じ分量でオリーブ油などで代用していただいても大丈夫です。
◆ ケークサレの生地を作る際は、粉チーズを使ったり、シュレッドチーズを細かく刻んで混ぜるようなレシピもありますが、細切りタイプのシュレッドチーズであれば、そのまま生地に加えていただいて問題ありません。私は地元のスーパーで購入できる100%モッツァレラタイプの細切りシュレッドチーズを使用しています。
◆ パンチェッタはイタリア食材のひとつで、豚バラ肉の塩漬けです。イタリア産ハムの品揃えがいいお店であれば、取り扱いがあるかと思います。 KALDIなどの輸入食材店でもよく見かけますが、入手が難しい場合は、厚切りベーコンで代用してください。
◆ セミドライトマトを手づくりする場合は、こちらのレシピを参考にしてください。また、市販のものを使用する場合は、イタリア食材の品揃えがいいお店や、 KALDIなどの輸入食材店で取り扱いがあります。今回、撮影用にトッピングとしていくつか最後に生地の上に乗せましたが、もともと水分を飛ばしてある状態のトマトなので、焦げやすいです。そのため、基本的にはすべて生地の中に入れてしまうことをおすすめします。
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◆ にんにくのみじん切りはもちろん包丁を使っていただいてもいいのですが、ガーリックプレス(ガーリッククラッシャー)があるととても便利です。にんにくをみじん切りにすると、まな板や手にかなり匂いがつきますよね。でも、ガーリックプレスがあるとまな板や手に匂いがつかず、作業もとても楽になります。私が使用しているのはRosleのガーリックプレスで、網目の部分が可動式なので、掃除がとても楽でおすすめです。グリップの太さもちょうど良く、握りやすいです。お値段が張るのが少々難点ではありますが、このタイプのプレスの中では一番使いやすいと思います(ちなみに新型モデルも出ていますが、旧型モデルの方が洗いやすいのでおすすめです。下記商品リンクは旧型のものです)。また、機能性より手入れのしやすさ(洗いやすさ)や収納性を重視するのであれば、シンプルなつくりのものがよいかと思います。
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◆ 作り方①で、最後にペーパータオルの上に取り出すのは、冷ましている間にもきのこから水分が出てくるためです。ここでしっかり水分を取り除いてから生地に加えることで、食感のよいケークサレになります。
◆ 焼成後、粗熱がとれたくらいが食べ頃ですが、翌日以降まで保存する場合は、冷蔵庫に保存し、食べる前に温め直してください。

朝食、昼食、お弁当などにも便利なお惣菜ケーキです。
ぜひお試しください


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